12回(教授法2)

伝統的な日本語教授法の創始者・・・長沼直兄
パーマーの教授法理論の共鳴者
1933年「標準日本語読本」
1941年日本語教育振興協会の主事
1946年言語文化研究所の理事長
1948年研究所に付属日本語学校・・・東京日本語学校を設立
1952年「標準日本語読本」あらたに8巻完成させる。

オーディオリンガル・メソッド

陸軍特別研修プログラム(ASTP)で採用されたアーミー・メソッド・・・会話能力の育成を目的とし、
フリーズのミシガン・メソッド・・・構造言語学(サピアやブルームフィールド)の原理を言語教育に応用

1957年ソ連の人工衛星スプートニクの打ち上げを機に
1958年国家防衛教育法

オーディオリンガル・メソッドの完成
構造主義の言語学と行動主義の学習理論(行動心理学)を基礎として
新しい科学的外国語教授法として 華々しく登場

文字を媒介としないで、集中的な音声練習(パターン・プラクティス)

音声的な正確さと文法的な正確さを要求

コミュニカティブブ・アプローチが現れるまで続く

11回(文法2)

第1回は①日本語教育の文法 ②品詞1をやりました。
第2回は①品詞2 ②日本語の文の特徴を学習します。

学校文法の8品詞とは別の概念でいわゆる「コソアド」言葉⇒指示詞・指示語(複合しているもの)という。
(代)名詞  「これ」・・近称 「それ」・・中称 「あれ」・・遠称 「どれ」・・不定称(疑問詞)
名詞     「ここ」
名詞     「こちら」
連体詞   「この」
連体詞   「こんな」
副詞     「こう」
指示詞には現場指示と文脈指示と観念指示に分かれる。

現場指示はその場にある具体的なものを指して言う場合の用法で、そこには縄張り意識(その人の支配・力の範囲)がかかわる。
現場で話し手(自分)と聞き手(相手)のなわばりが分かれている・・・対立型  と
現場で話し手(自分)と聞き手(相手)のなわばりが共有されている・・・融合型 がある。

文脈指示は談話の中に出てきた情報(単語・文・文脈・段落)を指す用法
「コ」・・・話し手の意識に引きつけてさす。
また、前の文脈でも後ろの文脈でも指すことができる。

「ソ」・・・直前の情報を指す。
また、自分が持っていない相手の情報を指す場合

「ア」・・・既出の情報を記憶のイメージとともに示す。(思い出・印象など)
また、話してと聞き手の共有する情報を指す場合・・・・「ア」は特別な時に使用すると指導

観念指示は明示的な対象・文脈もなく、聞き手も存在しない。頭の中で考えたこと自分だけ(ひとりごと)

副詞・・・活用がなく、動詞や形容詞などの前についてそれをさらに詳しく説明する語
陳述副詞・程度副詞・様態(状態・情態)副詞に分けることができる。

陳述副詞・・・文末の表現と呼応する副詞
もし(~ば・~たら) 全然(~ない) たぶん(~だろう) きっと(~だ) まるで(~ようだ)

程度副詞・・・状態の程度や量、頻度などを表す副詞
複数のカテゴリーにまたがっているものが多い

様態(状態・情態)副詞…動態や変化、状態のありさまを表す副詞
オノマトペ⇒擬声語・擬態語

*名詞や形容詞が副詞的に使われることがある。
形容詞⇒テレビを安く買った
名詞⇒うちには、犬が2匹いる

日本語の文の特徴

文は「命題」と「モダリティー」とに分析できる
命題とは文の中の事柄を述べている部分とモダリティーとは話しての心的態度(感情・判断・意図)を表す部分からなる。

文は述語は何がくるかによって
「名詞文」「動詞文」「形容詞文」に分けられる

名詞文「N1はN2だ」はさらに
「指示文」・・・N1=N2
「措定塗文」・・・N1の属性をN2で示す文
「うなぎ文」・・・省略されて「N1はN2だ」の形になる

形容詞文はNの状態・性質・属性・感情などを表す。
「N1はA/NA」・・・属性形容詞・感情形容詞両方使用
「N1はN2がA/NA」・・・この時は感情形容詞の人称制限がおこる

例外:話者以外が感情形容詞の主体になる場合は人称制限は起こらない
①「~がる」②伝達・様態の表現や「~のだ」が文末にある場合③小説などで描写された過去の事実

「ハガ構文」主体のN1を説明するために、その1部分であるN2をとりあげて状態や性質、属性をあらわす
この時の形容詞は属性形容詞です。

7回(教授法1)

オーラル・メソッドの成立

文法訳読法を批判

グアンのサイコロジカル・メソッド・・・幼児の母語習得における心理的側面を強調
フィーエルト、スウィート、イェスペルセンのフォネティック・メソッド・・・外国語学習の音声的側面を重視
ダイレクト・メソッド・・・20世紀初頭ヨーロッパの国々で公認教授法

パーマーのオーラル・メソッド

パーマーはソシュールのラングとパロールの概念に基づき、言語を
規範としての言語
運用としての言語(目標)の2つからなる。

運用としての言語学習には、2つの過程がある。
照合・・・言語機能とその意味を結びつける過程
融合・・・言語記号とその意味を金属を溶接したように固く結びついた状態にする過程

ヒアリング・スピーキングを1次的技能(スピーキングにおいて、話し手はある概念を音声イメージに変換して、発声行為をする)
リーデイング・ライティングを2次的技能とした。(ライティングにおいて、書き手はある概念を音声イメージを変換し、さらに文字イメージに変換して、筆記行為をする)

5回(文字・表記2)

漢字  字音(音読み)の法則

日本語の場合、音読みの音節は、1つ 又は 2つしかない。

2つの音節の最後は 「い」「う」  「き」「く」「ち」「つ」 になる

字音(音読み)は全部で300ぐらい

呉音・・・5~6世紀 仏教
漢音・・・7~8世紀 遣唐使
唐音・・・12世紀   禅宗

行  ギョウ(呉音) コウ(漢音) アン(唐音)

字訓(訓読み)  8世紀後半、漢字を当てはめて読み始める。

筆順の原則
①上から下 ②左から右

ひらがな(女文字・おんなで)・・・平安時代につくられる

「現代仮名遣い」

「じ」と「ぢ」  「ず」と「づ」 の使い方
①同音の連呼   ちぢむ・つづく
②語の連合  鼻 血⇒「はなぢ」  横 綱⇒「よこづな」
③1語とみなす

長音
ア列長音  おかあさん
イ列長音  おにいさん
ウ列長音  くうき
エ列長音  おねえさん
オ列長音  おとうさん

送り仮名のつけ方

単独語で活用がある
①活用のある語は、活用語尾を送る 「書く」
②活用語尾以外の部分にほかの語を含む語は、含まれている語の送り仮名によって送る。「輝かしい」「重んずる」

単独語で活用がない
①名詞は、送り仮名をつけない
②活用のある語から転じた名詞「動き」、活用のある語に「さ」「み」「げ」などの接尾語が付いて名詞になったものは「暑さ」、もとの語の送り仮名のつけ方によって送る
③福詞・連体詞・接続詞は、最後の音節をおくる。

複合語
①複合語の送り仮名は、その複合の語を書き表す漢字の、それぞれの音訓を用いた単独の語の送り仮名のつけ方による。「流れ込む」「後ろ姿」
②複合の語のうち、慣用に従って送り仮名をつけないものがある。「取締役」

 

9回(言語学2)

「言語とは何か」を追求する学問⇒理論言語学は4つの分野に分かれる。
統語論(文の構造を研究)・意味論(単語と文の意味を記述)・音韻論(音素の体系、アクセント)・形態論(単語と形態素を分類)

1920年~構造言語学
1950年~生成文法理論
1980年~認知言語学

構造言語学・・・①言語は記号体系②すべての言語に「普遍的な最小の記号単位(形態素・音素)がある」
文化人類学
アメリカ原住民の文化を研究
⇒未知語の音の聞き取りし、音声文字を表記し、辞書と文法書をつくる。
エドワード・サピア
レナード・ブルームフィールド
分析方法・・・IC分析(2つの構成素に分析していく)

生成文法理論
①言語を習得するメカニズム
②生物学的基盤
ノーム・チョムスキー
言語能力(人間が生まれながら知っていること)=ラングBYソシュール
言語運用(実際に使うこと)=パロールBYソシュール

個別文法(個々の言語)日本語、英語
普遍文法(普遍的な文法)・・・言語獲得装置
分析方法・・・句構造規則

認知言語学
言語は一般的な認知能力と区別することができない
レオナルド・ラネカー
ジョージ・レイコフ
身体基盤(身体性)
古典的カテゴリー⇒プロトタイプカテゴリー
レトリックには①メタファー(隠喩)②メトニミー(換喩)③シネクドキー(提喩)
メタファー(隠喩)類似性の連想に基づき、より具体的なわかりやすいものを用いて、より抽象的なわかりにくいものを表すことである。「気分が晴れる。」「表情が曇る」
メトニミー(換喩)あるものを隣接関係にあるほかのもので示す。「昨日は、鍋を食べた。」
シネクドキー(提喩)包括関係に基づいて、上位概念で下位概念を示したり、下位概念で上位概念を示したりする。「花見に行く」「コーヒーでも飲みにいこう」
フレーム・・・ある概念を理解するのに前提となる知識構造
スクリプト・・・時間軸に沿った連続する具体的な場面
スキーマ・・・個々の具体的な細かい特徴を捨象した、抽象的な知識構造

 

8回(文字・表記3)

片仮名・・・平仮名の100年ぐらい前のac800年代に発明(ひらがなはac900年代)
僧侶が仏典をきいたものを速記するために漢字の片方をとって作った。

片仮名で示すもの
①外来語②擬態語・擬声語・擬音語③電報④学術名

ローマ字
1954年「ローマ字のつづり方」
Ⅰ 1549年~1639年(鎖国)   イエズス会 ザビエル(キリシタン 宣教のため)
Ⅱ 1639年~1854年(ペリー)  蘭学(オランダ) 1823年シーボルト
Ⅲ 1854年~1945年(終戦)
Ⅳ 1945年~現在

符号
句切り符号  読点・句点・カッコ・カギカッコ・2重カギ・なかぐろ(なかてん)

くり返し符号  同の字点(おどり字)

原稿用紙の使い方 縦書きの場合
①題名は上から3マスあける
②名前はその隣に 下を1マス~2マスあけるように書く
③姓と名前は1マスあける
④書き出し・改行は1マス
⑤句点・読点・カギカッコは1マス使用

横書きの場合
⑥アルファベットは1マスに2文字
⑦数字は1マスに2文字

字体(フォント)

教科書体・・・「みんなの日本語」

1934年~2001年 国語審議会⇒文化審議会国語文化会(不定期開催)
「ら抜き言葉」 審議会に提出され、アンケート調査等により5割以上になると 国語として認める⇒アナウンサーが使用

 

6回(文法1)

文法は初級でほぼ終わります。中級以上は文型を中心にやります。

では、文法とは ⇒1つの文を成立させているさまざまなルール

①文節  国語学系(学校文法)・・・「さ」「ね」で切れるところ

文節は自立語・付属語

自立語は活用がある(用言)の動詞(「ウ段」でおわる)・形容詞(「い」でおわる)・形容動詞(「だ」でおわる)と

活用がなく、主語になる(体言)の名詞と

活用がなく、主語にならなく、用言を修飾する副詞と体言(名詞)を修飾する連体詞とにわかれ、

活用がなく、主語にならなく、修飾もせず、文と文をつなぐ接続詞と 感動、応答を表す感動詞に分かれます。

②学校文法の品詞と日本語教育の品詞の違い

形容詞⇒イ形容詞  形容動詞⇒ナ形容詞

日本語教育の品詞は、動詞・イ形容詞・ナ形容詞・名詞・副詞・接続詞・助詞

行く   終止形(国文法)⇒ 辞書形(日本語教育)
行かない 未然形+ない(国文法)⇒ ナイ形(日本語教育)
行こう  未然形+う・助詞(国文法)⇒ 意志形(日本語教育)
行って  連用形+て・助動詞(国文法)⇒ テ形
行きます 連用形+ます・助動詞(国文法)⇒ マス形

③名詞
主語になる・「だ」「です」を伴って述語になる。他の名詞えお修飾するとき、「の」を介する。

普通名詞ー固有名詞
形式名詞(こと、ところ、もの、わけ、つもり、はず、ため)-実質名詞
有情名詞(意志を持つものを表す名詞)-無情名詞(意志を持たないものを表す名詞)
時名詞(時を表す名詞)
場所名詞(建物、部屋)
指示代名詞(これ、それ、あれ、こちら、あちら、ここ、そこ、あそこ)

④動詞 ものごとの状態や動き・変化を表す語、活用があり、言い切りの形が/u/の音で終わる。

Ⅰグループ(5段活用)動詞⇒「ない」を付けたとき「ア」になる
Ⅱグループ(1段活用)動詞⇒「ない」を付けたとき「イ」・「エ」になる
Ⅲグループ(サ行・カ行変格活用)動詞⇒「する」「くる」

活用形
辞書形・ナイ形・テ形・タ形・意志形・条件形・命令形
はなす・はなさない・はなして・はなした・はなそう・-・はなせ(Ⅰグループ)
たべる・たべない・たべて・たべた・たべよう・たべれば・たべろ(Ⅱグループ)
きる・きない・きて・きた・きよう・きれば・きろ(Ⅱグループ)
くる・こない・きて・きた・こよう・くれば・こい(Ⅲグループ)
する・しない・して・した・しよう・すれば・しろ(Ⅲグループ)

Ⅰグループ動詞の「テ形」「タ形」には「音便」と呼ばれる変音現象がある。

イ音便・・・辞書形の最後の音が「く」「ぐ」になるとき 書く 書きて× 書いて○
撥音便・・・辞書形の最後の音が「む」「ぶ」「ぬ」になるとき 読む 読みて× 読んで○  呼ぶ 呼びて× 呼んで○  死ぬ 死にて× 死んで○
促音便・・・辞書形の最後の音が「う」「つ」「る」になるとき 買う 書いて× 買って○  待つ 待ちて× 待って○  切る 切りて× 切って○

「-く」いて、「-ぐ」いで、「-む」「-ぶ」「-ぬ」んで、「-う」「-つ」「-る」って

自動詞と他動詞
「ヲ」があっても自動詞。この「ヲ」は目的語を表すものでない。
範囲(登る、歩く、泳ぐ、飛ぶ)・離脱点(卒業する、出る、降りる)・通過点(通る、渡る、通過する、超える)を表す。

移動動詞・動態動詞と状態動詞・意志動詞と無意志動詞・授受動詞(やりもらい)・相互動詞・本動詞と補助動詞・複合動詞と単純動詞

⑤形容詞

文末にきて、主語の性質を述べたり、名詞などの前におかれてそれを修飾する語
活用があり、言い切りの形が「い」(イ形容詞)または、「だ」(ナ形容詞)で終わる。
名詞の前にくるときは、「-い」(イ形容詞)、「-な」(ナ形容詞)の形になる。

活用形
辞書形・ナイ形・テ形・タ形・意志形・条件形・命令形

属性形容詞・・・主体が持つ性質を表現する
感情形容詞・・・主体の感情を表現する

見分け方
~は~だ  ~はのときは属性形容詞
~が~だ  ~がのときは感情形容詞

 

 

 

 

 

4回(言語学1)

奥田先生の言語学の授業

授業の進め方やポイントの押さえ方が、自分が理想とする授業でした。

パワーポイントで要点をよくまとめてあり、その説明からはじまり、

この内容は能力試験にどれぐらい重要か 重要度を明確にしたり、

これは試験にはでないけど、授業で必要になるなど とても強弱を言い切ってくれて 頼もしかった。

言語記号

記号(シーニュ)・・・人間が知覚できるもの

フェルディナン・ド・ソシュール

記号が持つ2つの異なる側面を能記と所記と名付けた

能記(シニフィアン)・・・目に見える形や色(木・tree)

所記(シニフィエ)・・・意味・内容

言語記号・・・言語を構成する記号

言語は能記(シニファン)⇒音  所記(シニフィエ)⇒意味

言語記号の恣意性

言語記号の能記と所記の結びつきに、何の関係もない、またモノや現象の区分のしかたも、理由やきまりもない。

分節

文・・・・センテンス 1つのまとまった内容(意味)を伝達する単位

分節・・・・文(出来事の内容)を単語に分けること。

⇒有限の単語を組み合わせて、無限の文を表現できる
⇒全ての言語で、文は単語に分節される。

アンドレ・マルティネ

二重分節・・・文>単語(形態素)>音素

ラングとパロール

言語の持つ2つの異なる側面をラングとパロールと名付けた。

ラング・・・ある言語の話者に共通する規則の総体(個人差・方言差・性差などを無視した均質的なもの)

パロール・・・ラングが個人によって、特定の場面で使われたもの

構造

言語(能記)の線状性・・能記(音)が一定の順序で並ぶ性質

⇒発音器官の制限上、人間は同じ瞬間に異なる複数の音を発することができない

述語・・・文の意味する出来事の枠組みを作る
項・・・述語の中に入る任意の語

意味役割

述語内の項(名詞)がその述語に対して持つ役割
主体・対象・受容者・場所・道具・到達点・源泉・経験者・主題・時間・経路
日本語は意味役割を助詞によって表す。
英語・中国語は動詞との位置関係によって表す。

構造の表し方・・・規則性をどのように捉えるかで異なる。

太郎が 花子を 次郎に 喫茶店で 紹介した。
機能的観点⇒主語句+直接目的語句+間接目的語句+場所句+述語
形式的観点⇒名詞+助詞+名詞+助詞+名詞+助詞+名詞+助詞+動詞

共時態と通時態

言語が持つ2つの異なる状態を共時態と通時態と名付けた。

共時態・・・ある言語のある特定時点における静的な状態。時間による変化を考えない。

通時態・・・ある言語が変化していく動的な状態。時間による変化を考える。


3回(文字・表記1)

3日目は水野先生の文字・表記の授業(4日間・16コマ)が始まりました。

水野先生はブラジルで日本語教師養成講座を2年間終えて帰国したばかりだそうです。

言葉遣いもやさしい感じですが、講義の内容は良くまとめてあり、わかりやすかった。

まず総論で言語には音声言語(1次的)と文字言語(2次的)があり、文字言語は世界で28字ある。

その中で日本語はどのような表記があるかというと

①ひらがな ②カタカナ ③アルファベット ⇒ 表音文字(音をあらわす)
④漢字 ⑤数字 ⇒ 表意文字(意味がある)

①-⑤を使った 漢字かなまじり文であると

今日は漢字から勉強していきます。

(1)成り立ち

甲骨文字⇒金石文字⇒紀元2世紀楷書となる
許 慎「説文解字」せつもんかいじ という9,353字の漢字辞典を作った
また、この中で漢字を6種類に分類しました。「六書」りくしょ といいます。

造字法

①象形文字・・・物の形を文字にしたもの   山・川・木・火
②指事文字・・・抽象概念を文字にしたもの   上・下・天・中・末
③会意文字・・・①と②を2つ以上組み合わせたもの   林・森・明・美・休・鳴
④形声文字・・・もともとある文字と音のみを組み合わせたもの   猫・雲・江

運用法

⑤仮借文字・・・当て字で音だけを借りてきたもの   我(ほこ)・豆(さいだん)・萬(さそり)・西(かご)
⑥転注文字・・・時代とともに変化してきたもの   止(あしあと)・決(けっかいする)・背(うらぎる)

この他「国字」という日本でつくられた漢字が1,500ぐらいあります。
働・畑・榊・峠・込・搾・凪・糧

(2)漢字表

「常用漢字表」2010年の改定で2136字になる。

熟字訓(何個かの文字で1つのことをあらあす) 全部で116字あります。
明日(あした)・小豆(あずき)・海女(あま)・硫黄(いおう)・意気地(いくじ)・田舎(いなか)・息吹(いぶき)・海原(うなばら)・乳母(うば)・浮気(うわき)・浮つく(うわつく)・笑顔(えがお)

「人名用漢字別表」861字
「学年別漢字配当表」1006字
「新聞漢字表」 新聞を80%理解するためには500字、100%理解するには3200字が必要

(3)部首

①冠(かんむり)
②偏(へん)
③旁(つくり)
④構(かまえ)
⑤垂(たれ)
⑥繞(にょう)
⑦脚(あし)

(4)画数   漢和辞典をひくのに必要(特に意味がない)

(5)音読み・訓読み

漢字の勉強は 非漢字圏の学生に教えていくには 特に工夫が必要
漢字を分類することで 教え方のヒントがたくさん あることが わかりました。
だだ 見せるだけでなく 楽しく漢字を 覚えてもらう為には
教える側も よく勉強していかないと だめですね~~

 

4/4から開校しました。